社員通信 初心を思い出す出来事

事業部管理課という部署に勤務しています。
管理課?何を管理するの?
管理を広辞苑で調べてみました。
管理(名詞)
①ある基準などから外れないよう、全体を統制すること。
②事が円滑に運ぶよう、事務を処理し、設備などを保存維持していくこと。
③法律上、財産や施設などを維持し、また、その目的にそった範囲内で利用・改良などをはかること。
とありました。

なるほどな!と思いました。
①に関しては、植栽作業をする中で、お客様の敷地の植木を敷地の範囲内にて維持していく。
②に関しては、年間を通して植栽作業を計画し、予算を組み、お客様の望まれる樹木に大きさや高さを剪定・消毒作業等で対応し、維持していく。
③に関しては、植栽と建物の関係を理解し、建物の意匠に沿う植栽の提案、維持をする。
と私なりに理解しました。

最近あった、私の担当している現場での話です。

商業施設の各フロアー化粧室にお花を納品するという作業になります。
上記3つの内容からすると、トイレの花交換でしょ?くらいの話ですが、施設の方より交換するお花の名前が知りたいよ。ネームプレート付けてよ!
という話があり、正直、後ろ向きな対応を考えていました。
というのも、1フロアー当たりの単価も高くないし、毎回、交換する花も違うことから単価を上げる話もしないといけないし、作業員の手間だけ増やしてしまう。
飾っているお花を単価見直ししてまで、付加価値が付くのか疑問だったからです。
しかし、結果は違う形で現れました。
ネームプレートはつけることになりましたし、作業員の方々にも手間数は増やしてしまいしました。

この付箋を頂き、正直、驚きました。

私が考えていた管理作業とは別に、植栽管理作業の結果はあるんだ。と気づかされた思いです。
なんだか、肩の荷が下りたことと初心を思い出すような出来事でした。
植物に関わる仕事を長く勤めていたつもりですが、お客様が植物を楽しんで頂けたこととそのお礼を頂けたことに感謝の気持ちが込み上げました。
会社の中では、まだまだ未熟者で不良社員ですが、仕事の中にやりがいときっかけはありましたし、達成感も直接感じることができました。
先輩方も頼もしい方々が多く、これからも指導は頂きながら、植物と関わりあえればと感じています。

(2021/5/19 Y.I)