鈴木通信 紅葉便り(奥日光)2006 (2006/10/16号)

10月に入り、ニュースでも紅葉の便りが聞かれるようになって来ました。紅葉前線は、北から、標高の高いところから下りてきます。今年の奥日光の紅葉は平年並みで、10月14日現在、標高約1250mの中禅寺湖畔が色付き始めていました。標高約1700mの金精峠付近から標高約1250mの中禅寺湖の一番奥まった龍頭の瀧までは紅葉の盛りでした。

1.龍頭の瀧
紅葉の名所で、モミジが紅く色付きお立ち台にはカメラマンの人だかり、順番を待ってやっと絵葉書のようなきれいな紅葉の写真を撮ることが出来ました。

2.湯ノ瑚
人ごみを避けて標高約1500mの湯ノ湖へ、風もなく湖面に紅葉が映し出されていました。

3.ヤマザクラ
湖畔には、都会では紅葉せずに散ってしまうヤマザクラも真っ赤に紅葉していました。

4.カツラ
散策をしているとどこからともなく甘い香りがしてきます。見上げてみるとカツラが黄色に色付いていました。

5.ツタウルシ
コナラの幹では、ツタウルシが紅く色付きていました。色が美しいからと言って近づいて葉を触ったりしてはいけません。ウルシの仲間は、かぶれやすいので注意が必要です。
その他には、コナラ・シラカバ・ナナカマド・カラマツが色付きていました。

(2006/10/16号 鈴木 信晶 著