社員通信 屋上庭園(坪庭)について

先月末に薬局会社 社長様の新事務所4階部分のバルコニーに庭園(坪庭)を作庭しました。
この4階部分は、イタリアンレストランになっており、お客様や社員の方を招いてお食事を楽しめるようになっております。
社長様より、バルコニーが殺風景なので、何かガーデニングをしたい、和風式庭園と洋風式庭園を造りたいと、ご依頼がありました。
そこで、当社の技術顧問である、三浦顧問にお願いし、約1か月半掛けて社長様と綿密に打合わせを繰り返し、できた坪庭です。
社長様や、イタリアンレストランの料理人の方に大変喜んで頂けました。

和風式庭園

【ナツハゼ】
・本州から九州の山地に自生する落葉低木。日本に自生するスノキ属であり、「日本のブルーベリー」と呼ばれる。
初夏にハゼノキのように美しい紅葉を見せるためナツハゼと命名されたが、新芽も赤みを帯びる。
半日陰程度なら丈夫に育つが、紅葉を楽しむには日照が必要。
樹形は整いにくいが、剪定は好まない。野趣のある自然樹形あるいは紅葉や実を楽しむものとして植栽する。

【ツリバナ】
・北海道から九州まで日本全国の山地に生える落葉低木。花や実がぶら下がってできることからツリバナと呼ばれる。
新しい枝は緑色だが、歳月を経るに従って紫がかった茶色となる。
秋の紅葉も美しいが、地方によっては赤くならず黄色に黄葉する。葉が散った後も実が残るため、冬の寂しい庭では珍重される。
元来は庭木に使われるものではなかったが、山間の風情を出すために雑木の庭に使われるようになった。
病害虫に強く、土質を選ばず丈夫に育つため、最近ではショッピングモールなどにも植栽されている。
乾燥地は苦手であり、適度な湿気を好む。直射日光の当たる場所よりも半日陰程度の場所に植えるのがよい。
剪定もできるが、成長の速度は遅めで芽を出す力が弱い。強度の剪定は避け、不要な枝は冬季に根元から切除する程度にとどめたい。

【クロモジ】
・関東地方以西の本州、四国及び九州の雑木林に見られるクスノキの仲間。
ダークグリーンの樹皮にできる黒い斑点を文字に見立てて「黒文字」と名付けられた。(諸説あり)
日本のほか中国にも分布する。
本来は庭に用いるような樹木ではなかったが、あまり大きくならないことや、日陰でも育つこと、そして雑木人気の高まりとともに普及してきた。
枝数が多く芽を出す力も強いため、ついつい刈込みたくなるが、自然樹形を鑑賞する樹木であり、人工的な剪定は似合わない。

和風式庭園

洋風式庭園

和風式庭園(夜景)

(2020/11/28 B.A)