鈴木通信 冬の便り3(寒い時には寒いところへ) (2004/02/02号)

2月3日は節分、4日は立春と春が近づいてきましたがまだまだ寒さは続きます。

今回は厳冬の奥入瀬(おいらせ)渓谷です。
凍りつくような寒さの中、十和田湖では2月6日から昼は雪祭り、夜は花火大会が行われます。寒さに自信のある方はぜひ出かけてみてください。雪祭りの期間中冬季特別運航で、遊覧船も運いています。
奥入瀬渓谷は新緑・紅葉も湯名ですが厳冬の姿も一見の価値があります。道路沿いの滝は凍り、雪の綿帽子をかぶった渓流の姿は観光シーズンと違い静で落ち着いています。すべてが凍りついた世界です。
氷の滝を登るアイスクライミングやスノーシュー(かんじき)を着けてのハイキングなどのスキーとは違ったウィンタースポーツを楽しむことも出来ます。

雪をかぶって静かな奥入瀬の渓流
写真1(撮影2001年2月11日 奥入瀬渓谷)

滝は凍りつき氷のオブジェとなっています。
写真2(撮影2001年2月11日)

凍りついた滝でアイスクライミングをしている人たちが、あちらこちらに見えました。
写真3(撮影2001年2月11日)

スノーシューを使用したハイキングツアーがあるそうです。観光バスで出発地に連れて行き、終点で待っています。
写真4(撮影2001年2月11日)

泊まりのお勧めは蔦(つた)温泉、冷え切った体を温めるには浴槽の底から湧き上がってくる温泉でゆっくりと温まると良いでしょう。
建物は大正時代に作られた本館は情緒があってお勧めです。ただし予約を取るときはコタツとストーブのある部屋と言うようにしましょう。本館の中は寒く、特にトイレは凍りつきまるで冷凍庫の中にいるようです。
写真5(撮影2001年2月11日 蔦温泉)

(2004/02/02号 鈴木 信晶 著