平馬通信 ヨーロッパに見る可憐な花たち NO.8(2004/01/13号)

『イギリス 王立エデインバラ植物園に見る』

ロックガーデンは四季を通じて楽しめる花園といえますが、岩組みにへばりつくもの、岩を覆ってしまうもの、砂礫地や地上を這っているものなどがあるから、高山の雰囲気が漂ってくるわけです。ですから背丈の大きくなるものは植えません。
また、高山植物でなくても、形態が高山植物的であったり、岩組みにイメージが合うものは好まれて植えられます。彩りの点でも目立ちやすいラン科のものも良く使われます。

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ここでは、日本の宮廷庭園と日本の名園を紹介しています。
http://www11.ocn.ne.jp/~theima/

(1) ステップの脇に咲く〈Viola cornuta〉 スミレ科 ピレネーアルプス原産。
このタイプのビオラはマット状となる。明るく青い蝶のような花形で7月頃から咲き出す。

(2) 小さい草丈に大きな花の〈Anemone blanda ‘Atrocoerulea’〉 キンポウゲ科 東ヨーロッパ原産。
花色が濃青色のもので、早春に咲く。

(3) 砂礫地や岩組みを好む〈Saxifraga hostii〉 ユキノシタ科 アルプス東部原産。
美しいマット状となるローゼットに、赤いスポットのある白い花を5~7月に咲かせる。

(4) 美しいラン〈Orchid mascula〉 ラン科 ヨーロッパ(ピレネーアルプス含む)、北アフリカ、西シベリア原産。
葉に時々紫のスポットが入る。春に美しい紅紫色の花を咲かせる。

(5) 日本のアオノツガザクラ〈Phyllodoce aleutica〉 ツツジ科 日本中部以北、千島、カラフト原産。
高山帯に生えるもので、7~8月に淡黄緑色の可憐な花を下向きに開く。

(2004/01/13号 平馬 正 著)