鈴木通信 紅葉だより NO.4(2003/11/10号)

朝もだんだん冷え込むようになり、朝露がきらきらと光っています。紅葉前線も平野部に降りてきて南へ下り始めました。

大都市ではヒートアイランド現象の影響で紅葉の時期がだんだん遅くなり葉が落ちたと思ったらあっという間に新芽を出すものまで出てきました。紅葉は朝の冷え込みで色が美しくなります。

東京都の木イチョウは黄葉が美しい。絵画館前、東京駅前、国会議事堂前など街路樹が美しく黄葉します。またギンナンも拾え味覚の楽しみもあります。

大気汚染や、植栽された環境が良くないため早いものは10月下旬から色づき始めました。東京駅の皇居側、行幸通りのイチョウは早くも黄葉しています。

行幸通り 東京駅に向かって  10月30日

行幸通り 皇居に向かって   10月30日

行幸通り 青空とイチョウ   10月30日

近代的なビルと、生き残った都電、明治通りのイチョウの組合せも見られます。

イチョウは東京では12月上旬が一番きれいになります。個体差と傷んでいる木も多いため10月から12月まで長い間楽しめます。黄色い葉の隣に緑の木と言うこともよくあります。

明治通りのイチョウと都電荒川線 学習院下 12月上旬撮影

都電荒川線 学習院下 12月上旬撮影

(2003/11/10号 鈴木 信晶 著)